💡 この記事の3行まとめ
- 画面翻訳の操作方式は「文字を選択できるか」で4つに分かれます。方式を選ぶ基準は、手数より先に対象の性質です。
- Mac専用の画面OCR翻訳『Zipp』は、
⌃Sで囲むだけ。選択できないゲームUIの文字も、Apple Visionで端末内処理し0.3秒で訳します。 - 画面画像の外部保存ゼロ。無料でダウンロード(登録不要)、1日15回までで4方式を自分の画面で比べられます。
📌 この記事の対象読者
- Steamゲームの翻訳方法をいくつか知っていて、どれを普段使いにするか決めたい方
- 「囲むだけ」が他の方法と何が違うのか、整理して理解したい方
- 方式ごとに得意・不得意があることを前提に、道具を選びたい方
翻訳の操作方式は、4つに整理できます
画面の英語を読む方法は、思っているより種類があります。そして多くの人は、1つを選んで固定しています。選んだ理由はたいてい「最初に知ったから」です。ここでは方式を4つに分け、何が違うのかを並べます。
方式1:文字を選択してコピーする。 読めない文をマウスで選択し、コピーして翻訳サイトや翻訳アプリに貼る。もっとも古く、もっとも確実な方法です。テキストが選択できる画面なら、これで足ります。ブラウザで読む海外のWiki、Steamのストアページ、ゲームのReadmeなどは、この方式が向いています。
方式2:スクリーンショットを撮って翻訳アプリに渡す。 選択できない画面のための方法です。⌘⇧4などで範囲を撮り、画像を翻訳アプリに読み込ませます。ゲーム画面はこちらに該当します。ただし撮った画像は保存され、フォルダに溜まります。切り抜きや貼り付けの手間も発生します。
方式3:スマホで撮ってスマホで訳す。 Macの画面をスマホのカメラで撮り、手元のアプリで訳す方法です。Macの前にいないとき、あるいは人の画面を見せてもらうときには、これしかありません。ただし端末が2台になり、手が塞がります。
方式4:画面の一部を囲んで、その場で訳す。 ⌃Sのようなキーを押し、読めない範囲を矩形で囲む方式です。Zippはこれにあたります。選択もコピーも撮影もせず、画面に描画されている文字をそのまま読み取ります。
この4つは、優劣ではなく対象の性質との相性で分かれます。そして分岐点は、たった1つの問いに集約できます。「その文字は選択できるか」。
解決策:方式を「対象」で選び、囲む方式を基準点にする
手順1:まず「選択できるか」を試す
翻訳したい文字の上でドラッグしてみてください。青く反転してコピーできるなら、方式1で足ります。コピーできない、あるいはドラッグしても何も起きないなら、その文字は画像として描かれています。ゲームのUIの多くはこちらです。ここで方式1を諦め、方式4に切り替えます。
判断にかかる時間は2秒です。この2秒を惜しんで方式1に固執すると、選択できない文字を何度もドラッグすることになります。対象の性質を先に見るという癖をつけるだけで、無駄な試行が消えます。
手順2:囲む範囲を「読む単位」で決める
⌃Sを押すと矩形を描ける状態になります。ここでのコツは、囲む範囲を毎回考えないことです。単位を先に決めておきます。
- ボタンや項目名→ その1行だけ
- スキル・アイテムの説明→ 説明の段落
- 装備の比較→ 数値の列だけ。行をまたぐと数字が混ざる
- ログ・会話→ 3〜5行をまとめて
文字の外側に少し余白を残すと、行頭と行末が欠けません。逆に余白を取りすぎると、隣の列の文字が入ります。この4パターンを体に入れると、囲む判断が自動化されます。
手順3:結果を読んで、閉じる
訳は最前面に0.3秒で出ます。原文は画面に残っているので、固有名詞や数値だけ原文で確認できます。読み終えたら閉じます。ファイルもクリップボードも残りません。
ここで方式2との差がはっきりします。方式2は「画像を作る」工程を含みます。作った画像は保存され、あとで整理する対象になります。方式4は画像を作りません。作らないから、片付けが発生しない。この差は1回では小さいですが、1セッションで数十回になると無視できません。
そして方式4の処理はApple Visionによる端末内処理です。画面画像の外部保存ゼロなので、回線の状態に左右されません。方式1の翻訳サイト、方式2の翻訳アプリがクラウド処理の場合、通信の待ちが入ります。待ちがないというのは、速度であると同時に、操作の連続性でもあります。
最後に、4方式の使い分けの線を引いておきます。4方式は排他ではありません。
- 選択できる長文(Wiki、ストアページ、Readme)→ 方式1。段落全体をまとめて訳せる
- 選択できない画面(ゲームUI、ログ、設定画面)→ 方式4
- Macの前にいない(ソファ、他人の画面、イベント会場)→ 方式3
- 過去に撮った画像を読みたい→ 方式2。画像ビューアで開いて
⌃Sでも読める
基準は「いま、その文字は自分のMacの画面に、選択できない形で表示されているか」です。はいなら方式4。これだけで迷いが消えます。
コピー&貼り付けと、囲むだけの比較
【使える対象】
従来:選択できるテキストのみ。画像として描かれたUIは不可
Zipp:選択できない画面の文字も読める
【操作の数】
従来:選択・コピー・アプリ切替・貼り付け・戻る
Zipp:⌃S ➔ 囲む ➔ 読む
【画面から出る情報】
従来:貼り付けた全文がサービス側に渡る
Zipp:囲んだ範囲だけ。端末内処理で画面画像の外部保存ゼロ
【結果が出るまで】
従来:通信の往復を待つ
Zipp:0.3秒。待ちの間がない
【残るもの】
従来:履歴・入力欄・場合によりアカウント
Zipp:何も残らない。閉じれば元の画面
【無料枠の考え方】
従来:サービスごとに条件が異なる
Zipp:無料でダウンロード(登録不要)・1日15回まで
よくある質問(FAQ)
Q. 4方式のうち、どれか1つに絞るべきですか? A. 絞る必要はありません。ただし普段使いを1つ決めておくと迷いません。ゲームを遊ぶ時間が長いなら、選択できない画面を扱える方式4を基準にし、長文は方式1で読む、という組み合わせが現実的です。
Q. コピーできる画面なのに、囲む方式を使う意味はありますか? A. あります。コピーした内容はクリップボードに残り、翻訳サイトの入力欄にも残ります。囲む方式は何も残さないため、共有PCや業務用のMacでは扱いが楽です。また、コピーすると書式や改行が崩れる画面でも、囲めば見た目どおりに読み取れます。
Q. 「囲むだけ」は精度が落ちないのですか? A. 範囲の取り方で変わります。行全体を入れ、文字の外側に少し余白を残すと安定します。逆に、行の途中で切ったり、隣の列を巻き込んだりすると崩れます。囲む範囲は翻訳の品質を決める唯一の入力なので、単位を決めておくことが精度対策になります。
Q. 端末内で処理しているか確認できますか? A. Wi-Fiを切ってから⌃Sで英文を囲んでください。訳が出れば端末内で完結しています。ZippはApple Visionを使うため、回線の有無で結果は変わりません。
方式を比べる目的は、迷いを消すこと
翻訳の方法を比べるとき、つい精度の話になりがちです。しかし実際に体感を決めるのは、その方式が自分の画面の性質に合っているかです。選択できる文字に囲む方式を使っても問題はありませんが、選択できない文字にコピーを試みると、毎回2秒を捨てることになります。
基準は「その文字は選択できるか」。選択できないなら囲む。これだけで、ゲーム画面の翻訳は迷いのない作業になります。
方式を並べて分かったのは、囲む方式が特別に優れているというより、ゲーム画面という対象に対して過剰な工程を持ち込まないという点でした。撮らない、貼らない、残さない。この3つが揃うと、翻訳は読む行為の一部になります。まずは無料ダウンロードで、いま選択できないあの1行を囲んでみてください。
▼ 無料でダウンロード(登録不要・1日15回まで)
zipp-mac.surge.sh